たかが柔術

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先週のベーシッククラスでガードポジションのテクニックを練習する大石さんです。かなり上手くできていました。

 

その後のスパーリングではオープンガードからのアタックに果敢にチャレンジしていました。まだスパーリングの中では上手くできずパスされマウントまで行かれてしまうことが多いようでした。

 

マウントを取られると多くの白帯の人はガードに戻さなきゃいけない、ひっくり返さなきゃいけない、と慌ててしまい逆にそこを相手に突かれてストレートアームロックなどのサブミッションを取られがちです。

 

もちろんガードに戻すかひっくり返すかしたいのですが、まずは相手にやられないことを最優先にディフェンスを固めてください。

 

脇を締めて腕の関節を取られないようにするとともに、チョークを防ぐために首の横に手を置きます。このマウントに対するディフェンスのフォームができたら、次に相手をよく見ます。腕を狙っているのか、チョークを狙っているのか。

 

狙ってきたらその腕を取って返すチャンスがありますが、相手がただポジションをキープしていたり待っていたら、下手に動かない方が良いのです。

 

この余裕を持つことが難しいと言えば難しいのですがこれは気持ちの問題です。

 

昔ヤクルトスワローズの古田選手が著書で「すごい大事な場面で打席が回ってきた時に『たかが野球。ミスしたからって死ぬ訳じゃない。』と開き直ってプレーすることで、緊張したり固くなったりせず良いプレーができた」と書いていました。

 

僕自身同じ経験があります。現役時代の前半、総合格闘技をメインにやっている間は柔術の試合はプレッシャーを全く感じず思い切り楽しめたのですが、柔術に専念してからは「勝たねばならない」という意識が強すぎて余裕がなくなり固くなることが多くなりました。

 

その後試合に出続ける中で開き直ることを覚えてから余裕ができて再び思い切り動けるようになりました。柔術を職業としている僕には簡単に「たかが柔術」とは思えなかったですが要は気の持ちようで、開き直れるか否かの問題でした。

 

皆さんが真剣に柔術に取り組んでいるからこそ難しいことなのですが、例えばマウントを取られた時に相手を見上げて「何鼻息荒くしているんだい?たかが柔術だぜ。」と余裕を持ち相手を観察することを覚えられると、より早く上達できるのではないかと思います。もちろん上達するまでに何回もそのままサクッときめられることも承知しておいてください(笑)。

 

中山

 

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