おかみでございます。
2025初稽古の昨日、
毎年恒例の書初めをしました。
道場の書初めは、東五反田に越してきてから始めたものですが、
五反田の恒例行事として、定着してきましたね。
書初めとは、その年の抱負や目標を…
とか堅苦しいことは考えずに、
「久しぶりに筆を持って、字を書く」という
日本の文化としての書を、年に1度
楽しんでほしいと思っています。
道場の奥には、
「力必達・・・つとむればかならずたっす」
の書がかかっています。
これは、書家「高木聖雨」先生の揮毫で
おかみが道場を始めた2008年に、トライフォース五反田のオープンのお祝いとして
おかみの前職の会社の社長に頂いたものです。
力必達(つとむればかならずたっす)という言葉は、柔道の父、加納治五郎先生が中庸より引用された言葉です…が
こう言っては台無しなのですが、
柔術は頑張ったからと言って、試合で結果が出る競技ではありません。
トーナメントの組み合わせ、自分の技、力、メンタル、のバランス
様々な条件があります。
しかし、練習していない人には何も巡っても来ません。
頑張っていると思っている方向が間違っても、これまた残念。
今はやりの、タイムパフォーマンスなんて言葉は存在せず、
沢山の薄い積み重ねと、トライアンドエラーを仲間と一緒に繰り返すという、
膨大な無駄の中で、腹落ちするまで、楽しく機嫌よく、練習するしかないようです。
ケガして休むこともあるし、大人だから家族や仕事の都合もあるかもしれません。
それでも柔術を傍に置いてください。
「黒帯は辞めなかった白帯」
という言葉が、どこかの道場の壁に書いてあるそうです。
これが 「つとむればかならずたっす」 の意味だと、おかみは思っています。
2025年も皆で、上機嫌に練習しましょう!!!
おかみ