試合に出る人にはいつも言っていますが、スパーリングはできるだけ休まず全部こなすことをおススメします。試合に出ない人にもおススメです。
試合に出る人に言うのは、試合では息が上がって疲れている状況が当然できつさも練習の比ではないので、練習できついのを経験しておいた方がよいということです。
試合に出ない人にもおススメするのは下記のメリットがあるからです。
先ず単純にスパーの本数が増えればトライアル&エラーの回数が増やせるので、テクニックの改善をしやすいです。
もう一つは、テクニック改善という意味では、上に書いたのと同じですが、連続スパーリングをすると当然疲れるので、「力づくの強引な技」や「無駄な力みや動き」が自然にできなくなり、「相手の力や動きを利用して、効率よく小さい力で」戦わざるを得なくなります。
連続スパーリングのススメに対して「動けなくなると相手の練習にならなくて迷惑をかけてしまう」という方がよくいます。
動けなくなったらその時できることをやりきろうとすればよいです。
僕は疲れ切って動けない時は、
トップなら、
密着系のじっくり行くパス、
相手にガードを作らせないよう早めの解除、
サブミッションを取られないフォームやベースにフォーカス、
ボトムなら、
ハーフガードで相手の機動力を封じる、
相手にいい形を作らせない組手、
パスされてガードに戻せなくてもマウントやサブミッションはやらない、
などを練習するようにしていました。
もちろんできる範囲でアタックしますが、ヘロヘロで通じないのでおのずとディフェンス中心、しかも遅れるとフィジカルが必要になるので早め早めに手を打つようになります。
逆に自分が疲れて動きの悪い相手とやる時は、これも自分が練習したいことを相手に応じてやるのみです。
つまり、お互いがどんな状況でもその状況ごとにテーマを持って練習すれば、良い練習になるのだと思います。
中山
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