原点

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水曜日の夜に指導を抜けさせてもらい、ホイス・グレイシーセミナーに参加してきました!

 

ホイス・グレイシーはブラジリアン柔術に僕を出会わせてくれた大恩人だと一方的に思っています。第1回、第2回UFCでの彼の戦いを初めて見た時のインパクトは忘れられません。

 

当時僕が知っていた格闘技で顔面パンチが許されるのは、グローブを付けた場合、面を付けた場合のみで、素手での顔面パンチありというのは地下格闘技のイメージしかありませんでした。

 

そこに素手はもちろん、”目つぶし”と”噛み付き”以外は何でもあり、という狂気の沙汰としか思えないルールの第1回UFCが出現しホイスが登場しました。

 

僕は寝技どころか組技のテクニックも知らなかったし、打撃の方が強いと思って空手をかじっていました。全く知らなかった寝技のポジショニングテクニックで体格が圧倒的に勝るプロレスラーや空手家を完封して優勝したホイスには驚愕させられました。

 

その頃のUFCは、1対1の殺し合い的なムードが満点でした。金網の中に入ってくる時のホイスの緊張と殺気と気合の入り混じった表情に僕は痺れました。

 

ホイスのイメージはその時のままだったので、セミナーは楽しみでしたがおっかない先生に習う緊張もありました。

 

ところがホイスは初っ端からものすごくフレンドリーで常にジョークを挟んで皆の笑いが絶えないセミナーとなりました。

 

テクニックは全てストリートファイトを想定したセルフディフェンステクニックでした。

 

僕は「競技柔術」も「道場でまったり楽しむ柔術」も「護身術としての柔術」も同等に好きです。自分ではそう思っていますが、普段あまりにも競技柔術を想定した練習が中心となっているので、護身術としての柔術という意識が低くなっていたのに気づかされました。

 

総合格闘技をやっている時はもちろん、柔術を現役選手としてやっていた時も「自分が強くなること」がメインでしたが、「どんな相手と戦っても身を守れるようになること」も頭に置いて練習してました。

 

ですが、ケガをして選手を断念した後は強くなることや実戦を想定することにリアルなイメージを持てず「テクニックを極めること」や「良い指導者になること」を目標としてきました。

 

セミナーの最後に質問タイムとなった時に、僕は具体的なテクニックの質問をしてしまいましたが、今考えるとホイスが「今目標としていること」や「年を取ってUFCで戦っていた若い頃と柔術に対しての考え方が変わったか」などもっと違ったことを聞けば良かったと、今ブログを書きながら思っています。

 

年末年始に初期UFCやグレイシーインアクションを見て考えてみようと思います。

 

 

中山