練習とは、自分の仲間を強くする作業のこと

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先日のベーシッククラスではインサイドガードディフェンスを練習したのですが、新入会の方が多くいたのでスパーリングの始め4本を状況限定で行いました。

 

トップはクローズドガードを割ってコンバットベースを3秒くらいキープできたら勝ち、ボトムはクローズドガードを維持し続けサブミッションを極めたら勝ち、というルールです。

 

白帯の金本さんを見ていると、まだクローズドガードブレイクやパスガードができず苦戦していました。

 

聞いてみるとまだ習っていないとのことだったので、その場でお教えしました。その際に、スパーリングの時にボトムしかやっていない、ということがわかりました。

 

どうも「格下はボトムをやるべし」という決まりがあると勘違いしていたようでした。初心者の多くは、トップからだと本能的に戦えるため、やられたくないという意識からトップをやりたがります。

 

そのため、ボトムも練習しましょうとアドバイスをすることが多く、そのため初心者はボトムからと思わせてしまったようです。

 

金本さんには「ボトムからのテクニックを上達したかったらトップが何を狙っているかを知った方が良く、それには自分がトップからのテクニックを練習するのが一番です」とお話ししました。

 

またこれまでトップになる機会があったと思うので、その時にもし習ってなくて分からないことがあったらすぐ聞いてください、ともお伝えしました。

 

忙しくてクラス前後に時間を取れない方もいると思いますが、クラス中でも良いので分からないことをそのままにせず、できれば5分でも10分でも良いのでクラス前後にも指導員やほかの人に聞いてもらって、予習や復習の時間を取ると良いです。

 

金本さんもそうでしたが、初心者の多くの方は人に質問するのを、人の時間を奪ってしまうと考えてどうしても遠慮してしまいがちです。

 

ですが、指導員は皆さんにテクニックを一つでも多く覚えてほしくて、質問を受けるのを待ち構えています。どんどん質問して指導員を喜ばせてください(笑)。

 

また、会員同士でもどんどん気軽に質問したりドリルに付き合ってもらってください。人に教えるというのはテクニックを理解するのに一番良い方法ですので、教えることを嫌がる人は皆無です。

 

また、ああでもないこうでもないと自分達の頭で考えてテクニックを研究するのも大事ですし、柔術の大きな楽しみの一つです。

 

初心者の方々が上達し、道場のレベルが底上げされれば、格上の会員達もよりレベルの高い練習ができるようになります。

 

そして、また次に入会してきた方々に、今の初心者の方々がいろいろと教えてあげられるようになるという循環が生まれます。

 

今すでに皆さんやってくれてますが、初心者の方々にはどんどん教えてあげてください。白帯でも1本ストライプが入っていれば何等かのアドバイスができますので、新入会の方に教えてあげてください。

 

このブログのタイトルは、トライフォース柔術アカデミーのコンセプトです。このように書いてきた僕ですが、総合格闘技をやっているときは、自分が強くなることしか考えず他人との関わりは持たないようにしていました。

 

総合を引退して柔術に専念しようと思い、早川総代表にコンペティションクラスに参加させてほしいとお願いした時に、それを指摘され、それ以来、仲間と一緒に強くなることを考えるようになりました。そして、自分が指導員をやるようになってそれなしには道場は成り立たないと痛感しました。

 

うちの会員の皆さんは最初からこのコンセプトに共鳴してくれ、僕のようなセルフィッシュな道場主にはもったいないくらい、おかげ様で本当に良い雰囲気の道場にしてくれており感謝してます!

 

 

中山