自分のペース - 品川区のブラジリアン柔術道場トライフォース五反田のおかみ日記

ブラジリアン柔術はテクニックの種類が多い格闘技で、そのおかげでパワーやスピードで劣った人でも、

続けている人がテクニックを身につけて強くなれます。

ですが、その分練習量の少ない人は、上達に時間がかかります。

僕は早く強くなりたくて他のことはやらず柔術に１００％を注ぎこんできた人間で、

特に選手時代は少ない練習頻度の人を理解できず、こういう人もいるんだと思うように努めていました。

今は自分がガンガン練習できず、仕事も純粋に柔術のことではなく事務的なことをたくさんやらねばならず、

練習に時間を割けないけれど出来る範囲で柔術を楽しみたい、という人の気持ちがよくわかるようになりました。

強くて上手い方が楽しいという考えに変わりはなく、強くなりたい上手くなりたい、という気持ちは今も強く持っています。

一方、強かろうが弱かろうが、上手くできようができまいが、人と組み合って頭の中を真っ白にして戦うということが、

それだけで楽しいし、気分をリフレッシュするということも今では体で理解できます。

格闘技なので強さ、上手さを目指してほしく、僕はスパーリングを見ながらついつい熱くなって、

かなり皆さんをプッシュしてしまいます。

そしてあとでアドバイスをしようと話しかけて「実は会社で業務が変わってまだ慣れなくてすごく疲れてる」とか、

「毎晩残業で帰宅すると日付が変わってて土日も出勤だし全く休めない」とかの皆さんの現状を知り、

プッシュし過ぎたことをしょっちゅう反省しています。

人それぞれのペース、目標を持って柔術を楽しんでほしいという気持ちはちゃんと持っていますので、

すみませんが僕がうるさくても皆さん自分のペースを貫いて練習してください（笑）。

中山