伝わる・揺さぶる!文章を書く

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どうも三瓶です。

 

 

すこし前に紹介したこの本のことを覚えているでしょうか?「どうせブログを書くならいいものを書きたい!」と思い、「ほぼ日」から山田ズーニーさんというものを知り、この本にたどり着いたのです。実に素晴らしい本でした。非常にわかりやすくて読みやすいです。

 

著者は高校生に小論文の指導をしているのですが、今までいろいろな生徒を指導して培った経験というものをひしひしと感じるものでした。叩き上げの指導官、まさにそんな感じです。

 

個人的に好きなところを紹介したいと思います。

 

まずは、この本は「いい文章とは、どういうことか?」を定義してくれています。「いい文章って何?」と聞かれたらどう答えるか。僕はこの本を読んでその答えを知ることができました。この本のなかではいい文章を「機能する文章」と言っています。「機能する」という響きがいいですね。詩や小説のような芸術に求められるものは期待していません。依頼文、謝罪文、自己PRのような、生活に必要な文章がちゃんと機能することを目的としています。言われてみたら当たり前のことですが、これを読んでから目的をもって文章を書き、どうしたらその目的が果たせるのかを考えながら文章を書く癖がつくようになりました。

 

次に、何かについて「あなたの意見を書きなさい」と急に言われて困るときがありますよね。その時の解決法も教えてくれています。まずは「意見とは何か?」ですが、「意見とは自分で考えた問いに対する自分の答え」だと言っています。色々なことに問題意識をもつことから始まるのですね。

 

そして問いのたて方のアイデアも教えてくれています。「今後の抱負は?」というような漠然とした問いでは、言われた通りに「今後」に焦点をあてていても、深い意見はできません。あえて遠回りして、過去、現在にも考える範囲を広げてみるのがいいと言っています。今まで嬉しかったことは何か、悔しかったことは何か、次はどうしていきたいかといった具合です。

 

さらに、過去、現在、未来の時間軸を広げるだけでなく、自分、社会、世界へと空間軸を広げるのもいいそうです。自分のことだけを考えるのではなく、自分が関わる人、グループ、社会に自分の抱負がどう影響するかを考えていくのです。意見に行き詰ったときには問いをたてるエリアを広げるのですね。

 

これらはこの本でいう「いい文章」を書くために必要なことですが、それだけでなく僕の普段の生き方にも影響を与えてくれる、そんな内容でした。何か問題があったときにとりとめもなく考えて悩み続けていた自分が、この本のおかげで、焦ったり不安になったりせずに、筋道立てて考え、落ち着いて対処できるようになったと思います。課題解決の力が上がった、そんな感じです。

 

ぜひみなさんも時間があったら読んでみてください。

 

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