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転勤で福岡に行っていた山崎さんが帰ってきました!早速今日のスパーリングでは、相変わらずのパワフルな攻撃で皆を蹂躙していました(笑)。
山崎さんのスパーリングを見ていて、柔術はやはりディフェンスが大事だと感じました。
フィジカルで勝る相手にガンガン攻められても、凌ぐことができればいつかチャンスを作ることができます。
トップになった時は、パスガードするよりも、先ず相手にサブミッションを取られない、スイープされないベースを取ること、
ボトムになったら、サブミッションやスイープを狙うよりも、先ずパスガードさせないガードワーク、
ポジションを失ったら、エスケープやガードリカバリーを狙うよりも、先ずサブミッションやさらに悪いポジションに移行されないディフェンス、
これらを先ず身に付けたいです。
これをやるようになると、一時的に自分が弱くなった気がします。僕も白帯の時にそれまで5分のスパーリングで何回かパスして極めたりできていた相手を一回もパスできなくなり、ショックを受けてましたが、先生に指摘されて理解しました。
その時僕は強い相手にトライアングルチョークを取られることが多く、それを防ぐために、以前だったらトップでガムシャラにパスガードに行っていたところを、相手のガードを見究めるべく、一度重心を後ろにしてコンバットベースを作るようにしました。
そして、次に相手のガードを解除してからパス、という手順を踏むように変えたので、それだけ時間がかかります。
けれど、これはより強い相手をイメージしてスパーリングするようになった時に誰もが通る道です。始めは意識して慣れないことをやろうとするので手間取りますが、そのうち無意識でできるようになり、一段階上達したことを実感できる時が来ます。
また、ディフェンスのバリエーションが増えて自信がつくと、スパーリングに余裕が出ます。ここを突破されたら終わりという気持ちが強いと、焦って視野が狭くなるし、体も固まり、思わぬところからの攻撃に反応できなかったり遅れたりしがちです。
様々なディフェンスを身に着けていると、余裕が出るので、体がリラックスできて動きや反応がよくなるし、相手がよく見えるようになるので、攻撃にも転じ易くなります。
その日のスパーリングを振り返る時に、先ずは何でやられたかを振り返り対策を立てるようにしてみてください。
中山