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最近ノーギクラスに出るようになった白帯の麻生さん。
昨日はインサイドヒールフックに初挑戦していました!
澤田先生が文字通りの手取り足取りで指導してくれます。
形が複雑に見えたり、手順が多くて覚えにくいと思われるテクニックも、澤田先生は本当に分かり易く説明してくれます。
白帯の方は、ノーギクラスをレギュラークラスのそのまた上位レベル、もしくは別ジャンルくらいに扱ってる方が多いようです。
入会して、まずベーシッククラスと入門クラスから出始めて、白帯1ストライプでレギュラークラスにも参加可能になりますが、そのタイミングでノーギクラスにもぜひ出始めてほしいです。
ノーギを敬遠する方から多く聞く意見は、
・ギありでまだまだ覚えなきゃいけない基本がたくさんあるのに、ノーギを覚えるのはまだ自分には早いです。
・どこ掴んで良いか分かりません。
・掴んで相手を止められないので、動かなきゃいけないから体力的にきついです。
の3つです。
一番目は、ヒールフックなどギありのIBJJFルールにはない膝を捻る足関節が出てくるからでしょうか。
ノーギクラスのスパーリングでは、ルールをお互いの申し合わせで行います。
「ヒール無し」ルールを選択すればレギュラークラスと同様のIBJJFギあり茶黒帯ルールでスパーリングできます。
それ以外の違いは二番目のグリップの違いですね。
相手を的確にコントロールするために、グリップや押さえる場所は、骨格・関節部分を意識する必要があります。
そう考えると、ノーギとギありはさほど変わりません。
袖グリップの代わりに手首か肘を掴み、ズボンの代わりに膝や足首を掴み、襟グリップの代わりに首や肩を押さえ、ベルトの代わりに腰骨を掴み、と言った感じです。
確かに違いはありますが、ノーギをやることがギありに生きます。
初心者の方は、ギを掴むときや、相手を押さえる時に明確に「ここを掴む、ここを押さえる」という意識が希薄で相手を十分にコントロールできていないことが多いです。
Xガードで膝をカップしなかったり、ボウ&アロウチョークで腿の辺りのズボンを掴んだり、スパイダーガードで肘関節ではなく力こぶの辺りに足を当てたり。
ギがあるとそれでもコントロールしたつもりになってしまいがちですが、ノーギはよりスリッピーなので適当なグリップや押さえる位置ではすぐに逃げられます。
レベルが上がるとギありでも、それは同じなので、それならばノーギを早めにやって骨格を意識して練習することをお勧めします。
そして、このスリッピーだと言うのが3番目の動き回るから疲れる原因になります。
確かにこれは誰もが感じますが、だからこそ良い練習になります。
第一に単純にスタミナと素早く動くことのトレーニングになります。
が、それ以外にも、相手を止められないからこそ、相手の動きに常に対応し、相手をコントロールし続ける意識を持つ練習になります。
これもギありでレベルを上げたかったら、身につけねばならないことなのです。
相手のギを掴んで止めて安心してしまう方は、相手の状態の良し悪しの見極めが甘くなったり、相手の変化に対して鈍感になりやすいです。
また、最初に作ったグリップに固執してそのグリップを離して次の形へ変化するのを恐れるようになりがちです。
上手い人は相手の微妙な変化にも全て対応しています。
僕がよく皆さんにアドバイスしている「ガードを作って満足せず、相手のポスチャーを崩し続けましょう。スイープを狙うんじゃなくて、相手を崩した結果スイープに限らずバックテイクやサブミッションなど何等かのアタックに繋がります。」というのもそれです。
相手が今強い状態なのか弱い状態なのかを見極め、強い状態ならばそれを崩し、弱い状態ならばそこに攻め込みます。
相手の重心移動や力の向きを感じ利用してカウンターアタックしたり、相手の抵抗を利用して逆を突いたりの、上手いなあと思う動きができるのは、小さな変化を見逃さず対応できるからです。
もちろん、ギありだけやっていてもちゃんと意識して練習すればそれらは身に着けられますが、せっかくノーギクラスがあるのでそれを利用すると良いです。
ということで、きついかも知れませんし、覚えること増えるかも知れませんが、それが強くなることに繋がるので、ノーギ出ましょう!
何か長々と書いておいて、問答無用な結論ですみません(笑)。
中山