Road to 柔道黒帯 ~最終章 形試験~

ご存じの方もそうでない方もこんにちは、佐藤です。 この度、初段に合格しましたのでそのご報告も兼ねて形試験受験記を書かせていただきます。 月次試合後から沢山の方に 「黒帯ですね!おめでとうございます!」等の言葉をかけてもらいました。私みたいなモンにありがたい事です。 しかし、声をかけられるたびに「いやまだ形試験受かってないんで・・・・・・」としか返答できず、祝われているのになぜか居心地が悪いという不思議な状況でした(笑) 初段形試験で行う「投の形」については2年程前に柔道クラス内で一通り教わっていましたが、記憶はところどころあいまい、というかあいまいな所だらけなので、動画等でもう一度覚え直す事にしました。 これはずよさんに紹介された動画なんですが、淀みない動き、無駄のない位置取り、そしてぶれない体幹(笑) 何度見てもほれぼれします。年末年始は毎日欠かさずこの動画を観て、ひたすらイメージトレーニングに明け暮れました。 しかし、実際に身体を動かして稽古してみると、まさかの礼法でフリーズ。一つ目の技“浮落(うきおとし)”までたどりつけないという体たらく・・・・・・ やはり観るのとやるのとでは大違いです。 その後、練習の度に不調法な部分を有段者の皆さんに修正してもらい、何とか通しでできる位にはなりました。  (この頃、小室先生が1月いっぱいでTFGの柔道クラスを離れられるという衝撃のお知らせがありました。) あっという間に試験当日を迎えました。 形試験の相方は、現役東大柔道部の立川君にお願いしました。 試験に先立って90分程の形講習会があるのですが、全部の技を一個ずつ教わり直すのかと思っていたら、何種類かを指導員の方の前で打ち込みした時点で 「君たちもう大丈夫だよね?」 と、ほぼ放置状態に。仕方ないので休み休み打ち込みをし、残りの時間は様子を見に来てくれた南雲さんと話をしたりしてすごしました。 本番では細かい失敗をしたり、受け身が余り飛べず石につまずいて転んだ人みたいな感じになったりもしましたが、とにかく最後までやり切りました。 おまけに終了直後に前回り受身を直されたりもしました・・・・・・ 道場正面で受けた講評は、要約すると 「文句つけたい所は多々ある、せっかく形試験を受けたのだから、これをきっかけにして頑張んなさい。」 という内容だったと思います。 不十分だった点ばかり言うので、これはまさか不合格…?とどんどん鼓動が速まります。 思いを込めて話している指導員の方の目をじっと見つめたら、直後に 「……と、いうことで今回は全組、合格。」 とニコリと笑いながらおっしゃったので、ヒザから崩れ落ちるかと思いました。 ちょっとしたお茶目心のつもりかもしれませんが心臓に悪いので勘弁して下さい。 これで晴れて柔道初段です。小室先生のいるうちに合格できて本当によかった・・・・・・ 大道場では既に別の稽古が始まっていました。 様々な年代、レベルの人たちが柔道をしているのを眺めていると、この大道場での月次試合を思い出しました。 負けて負けて、勝ちを拾って、また負けて・・・・・・ずいぶん手こずり、それでも、最後の試合では少しは柔道ができる様になってきた手ごたえを感じられて・・・・・・ 負けて悔しい事の方が多かったはずなのに、今では挑戦してみてよかったという思いばかりが湧いてきます。 ずいぶん時間はかかりましたし、あこがれた人たちの柔道とはまた違うスタイルになりましたが、それでもこの充実感を感じられているうちはまだまだ進歩していけそうです。懲りずに次は二段の取得を目指して月次試合に参加していこうと思います。 最後になりましたが、小室先生・徹先生・ずよ先生、・TFG柔道クラスの皆さん、ここまで本当にありがとうございました。 やけにトウのたったルーキー初段ですが、これからもよろしくお願いいたします。

 

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