干支一周でトライフォース五反田12年!

今日で、干支一周したトライフォース五反田です。

思い起こせば、オープンの日。

 

それまで、あれやこれやと 散々準備して、

今日が漸くこぎつけたオープンパーティー!


・・・と言う日に、デカいリュックを背負った徹先生に

「じゃ、行ってきます」

と練習に行かれた恨みは、末代まで語り継ごうと思っています。(笑)



そこから最初にやってきたピンチは、2011年の3.11.
でっかい地震が来て、原発が爆発して自粛モードでの、道場閉館。

みんなで、閉館中集まってスパーリングしたのは
今となっては、懐かしい思い出です。

セカンドインパクトは、徹先生が現役を引退する事になった
練習中の怪我。
中心性脊髄損傷で、両手が使えなくなるような状態でしたが
皆さんの支えで、道場を何とか継続することができ、
トオルさんは6時間越の手術と3週間の入院を経て、
指導に復帰できるようになりました。
あの時、道場を開けながら、毎日徹先生の入院する筑波まで通う私を
たくさんの人が助けてくださいました。 あの3週間は、なんだか今でも現実味が薄く
夢の中にいるような感覚でした。


・・・さて、やってきました、TFGピンチのシーズン3。

今度は疫病相手です。 しかも世界中に蔓延のパンデミック。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニア
いずれも場所の柔術家も 家から出られません。

今までで最も静かで、最も破壊力大き目のピンチです。

…とか言っている間に オープンの時に入会して親子クラスで、パパと一緒にでんぐり返ししていた子供達は
高校生になりました。

震災のすぐ後で生まれた、赤ちゃんはすでに小学生。

昨年から今年にかけて、道場でも赤ちゃん誕生の嬉しいお知らせを、数件受け取っています。
きっとその子が小学生になるころに、
TFGピンチの、シーズン5くらいを語っているかもしれません。


キツい時、悲しい時、苦しい時。
柔術でなすべきことをします。


先ずは、一本取られない事。(生き残る)
それから、自分の体制を整え、脇を締めて、正しく動く事。

再びプレッシャーがきつかったら、何度でもよいポジションにいられるように、
やり直すこと。

オフェンスに転じても、ポジションを失うような深追いはしない事。

時々酷いアタックを、思いがけず喰らうこともありますが、
サバイブこそが柔術です。


固く守る場合もあれば、相手の動きに合わせて動かなければならない時もあります。


結局、何でもかんでも、私達は柔術に照らし合わせたら 何とか生きていけるような…

まぁ、そんな何にでも、融通の利く教えを 柔術にもらっているんだと思っています。



前を向いて 肩で風切って歩かなくたっていいのです。
柔術家なんだから、床を這い、エビで後ろに進みながら
方向は前に進むやり方だってあるんだから。




道場には、色んな職種の人が道場にいます。



みんなで、それぞれの場所で、同じようにサバイブしましょうね!!


おかみ