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久々にうちから何人もの選手が出場する東日本選手権まで、後2週間強となりました。
試合が初めての方や、試合勘が鈍ってしまっているという方がいるため、ポイントと残り時間を意識して戦ったり、ルールを確認したりするよう、試合へ向けてのアドバイスを多くしています。
先週は、スタンディングから開始して、一方がガードプルし、もう一方がテイクダウンか引き込み際のパスガードを合わせるという限定スパーリングを何回か行いました。
ブラジリアン柔術は試合が全てではありませんが、強くなるためには試合に出るのが非常に効率の良い手段だと思います。
先日、初試合を考えている郷さんに、
「試合に出ると相手の力が凄く強く感じられるんですよね。一本勝負なので相手も全力を出してきます。練習だったら諦めるところでも諦めないで粘ってきたり。」
「だから、練習の時に力ずくでやって上手くいっても、試合ではそれが通じないことが多いし、試合だと練習の時以上に力が入ってすぐばててしまうので困りますよ。」
という話をしました。試合はどうしても力んでしまうので、無駄な力を使わず戦うことを練習の時に心がけねばなりません。
また、試合は下手をすると自分の練習の成果を微塵も出せず、本当にあっという間に終わってしまうこともあります。
ルールを知らなかったせいで負けてしまうこともあります。
僕はそういう悔いの残る試合を結構してきました。皆さんにはそんな思いはしてほしくないので、できる限りのアドバイスをしています。
とは言いつつ、実際経験してみないと分からないのが試合です。
準備は万全にしてほしいですが、結果についてはあれこれ悩まず、自分のベストを尽くすことに集中し楽しんでほしいです。
僕は総合格闘技をやっている時から「試合というのは自分で選んで出るんだから、自分から行こう!自分から前に出よう!」と教えられてきました。
仲間達もそう教えられてきたので、経験が浅い時は判定で勝っている試合でも、どんどん自分から仕掛けていき、守っていれば勝てたであろう試合を落とすこともありました。
負けることは本人はもちろん仲間にとっても、ものすごく悔しいんですが、自分から攻めて負けたことを攻める仲間はいませんでした。攻めてなおかつ勝つにはどうすれば良かったか、今後どうすればよいかという振り返りしかしなかったです。
性格や戦略にもよりますが、少なくとも気持ちだけは守りに入らず攻めていくことがプラスに働くと思います!
中山