やろうとしたか否か

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格上の相手とのスパーリングではトライアングルチョークに入ってしまうことが多いようです。

 

「トライアングルに入れられがちなので、もうちょいコンバットベースをしっかり作った方が良いですね」とアドバイスしたところ、「作っているつもりなんですけど崩されちゃいます」とのことで、格上とのスパーリングでは仕方のない面もあります。

 

自分で「トップになったらコンバットベースを作る」ということをその日の課題としてスパーリングした場合、

 

スパーリングで熱くなって課題を忘れたり、1回コンバットベースを作って落ち着きたくなくて、ついついズボンを持ってパスガードに行ってしまうのであれば、反省すべきです。

 

ですが、コンバットベースを作ろうとしたけれど相手に崩されてしまったのであれば「コンバットベースを作る」というその日の課題は一旦クリアしたと僕は考えます。

 

よし一歩前進したぞ。じゃあ次はどうしたらコンバットベースを崩されないかを考えよう、と次の課題に向かうことができます。

 

そこで「ああダメだった。全然強くなれない。」と思ってしまうと、柔術がしんどくなります。

 

そして、結果だけを見て過程を見ていない、つまり問題の詳細にまで踏み込んで考えておらず、ただ「トライアングルに入りたくないなあ」と思ってるのと同じになります。

 

次の練習までになぜコンバットベースが崩されたのかを解明して(この時点ではあくまで仮説・アイディアにすぎませんが)、課題を再設定します。

 

自分自身ではコンバットベースを作ってるつもりが不十分な形になっているのか、十分良い形になっているけれど相手の崩しが上手いのか、

 

不十分ならば、それはソロドリル・パートナードリルの時点でそうなのか、それともスパーになると焦ったりしてダメなのか、

 

十分な形が作れているのに崩されたのなら、相手はどう崩しているのか、

 

などなど、自分で考え抜いてみましょう。

 

それに加えて、自分のスパーリング動画を見直したり、スパーリング相手に聞いたり、周りで見ていた人に聞いたりして、客観的な意見ももらうと良いです。

 

「格上とのスパーリングでもトライアングルに入らない」という結果目標に対して、日々の課題は結果目標を達成するために実際自分が何をするかという行動目標にしておきましょう。

 

「できたか、できないか」ではなく「やろうとしたか、やろうとしなかったか」です。

 

詳細な課題設定をして、練習時にそれに集中して取り組む。そういう質の高い練習をし続けたか、ただ漫然と練習したかの差はすぐには出ないかも知れませんが、数か月後とか数年後に必ず大きな差が出ます。

 

柔術は相手と戦う競技ですが、そこは自分との戦いになります。

 

中山