6/10は、ゼロのつく日でお休みです。
みなさん、9日にあった情熱大陸はご覧になりましたか?
柔術の湯浅選手が、取り上げられていました。
銀メダルをもらった後に体育館の隅っこで1人で泣いている映像を見て
おかみは 想い出した場面がありました。
私がまだ青帯で、柔術の世界大会が まだブラジルであった時、
会場の、ぼろぼろの体育館の
お世辞にもキレイとは言えないトイレに、
試合に負けて、しょんぼりしながら手を洗っていた私の脇をすり抜けて
ブラジル人の女の子が、ものすごい勢いで飛び込んできました。
バタン と大きな音でドアを閉めて
そこから聞こえた、絞り出すような嗚咽を昨日の事のように覚えています。
「あぁ、この子は仲間の誰の胸でも泣けなかったんだな」
「・・・ちゃんと、頑張ったんだな」
「負けたことを、ちゃんと受け入れて それでも悔しくて独りで泣くんだな」
と、心に響きました。
テレビで見た(正確にはそのあとのネットの配信で見た)湯浅選手の、
隅っこで花束を持って、膝を抱えて泣く姿は
あの時の 名も国籍も知らない、同じ階級くらいの青帯の同朋の嗚咽を 耳の中で蘇らせてくれました。
まだ日本に黒帯柔術家が数えるほどしか存在しない
柔術界全体が、蒼い時代でした。
あんな熱い思いが、場所をアメリカに変えてもまだ 青いピラミッドの中に漂っているのです。
そうなんだ。柔術ってね。 いいもんだよ。
あと、湯浅選手のように体脂肪率低く無くてもできるから、心配しないで欲しいです(笑
おかみ