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ギロチンチョークを狙ってテイクダウンされたりパスガードされて、試合であれば2点・3点を失っているという光景を初心者の方々のスパーリングでよく目にします。
ギロチンチョークの習得を目指して試行錯誤中という場合は良いのですが、そうじゃないけど何となく取れそうだからとギロチンを狙ってしまっている場合は気をつけてほしいです。
各ポジション毎に使うテクニックの優先順位をつけておいてほしいですが、もし何かこだわりがある訳でないなら、柔術のセオリーに従うことをお勧めします。
ガードの攻防は皆さんやること明確になっているので大丈夫だと思います。
それ以外だとたまにしかならないポジションがあったりで不明確な方が結構います。
その場合は先ず大前提を覚えて、次に最初に狙いたいテクニックを覚えましょう。
サイドコントロール
トップはキープが大前提、最初にマウントトランジション
ボトムは今より悪い状況にならないディフェンスが大前提、最初にガードリカバリー
マウント
トップはキープが大前提、最初にクロスチョーク
ボトムはサイドボトムと同じ
バックコントロール
取ってる側はキープが大前提、最初にチョーク
取られてる側はサイドボトムと同じ
タートル
トップはテイクダウンディフェンスが大前提、最初にバックテイク(バックコントロール)
ボトムはサイドボトムと同じ
キープばっかじゃないですか!極めはいつ狙うんですか?極めちゃいけないんですか?と猛抗議の声が聞こえてきそうですが、あくまで優先順位の一番高いことを書いただけです。
優先順位1位を念頭に置きながら、次のアタックをします。1位を忘れて次のアタックをしてはいけませんということです。
この優先順位付けは、リスクの低さと試合での得点を判断基準にしています。
また、1位をちゃんと習得していることが、それ以外を学ぶ前提とも考えられます。
サイド、マウント、バックをキープができなければ、チョークにいけないし、ボトムは一本取られないディフェンスができなければガードリカバリーはできません。
各ポジションのボトムでガードリカバリーを最初に狙うのは、すでにポジションを取られて失点しているなら、ガードからスイープしてコツコツと点数を返していくのがセオリーだからです。
そして、一番得点の高いポジション、つまりマウントやバックコントロールというリスクが圧倒的に低く、ポジションをキープしていても膠着の反則を取られないポジションを取ってから、サブミッションを狙っていくのがセオリーです。
要は、柔術で強くなりたければ、柔術の試合におけるポイントシステムやルールを利用していくのが一番だということです。
中山