キッズ指導10か条

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昨日今日のキッズクラスは、人数が少な目だったので、いつもより時間をかけてテクニックを詳しく説明しました。

 

キッズの特に初級クラスでは、基本的に一つのテクニックを「最初にこうして、次にこうやって、最後にこう!」と3手順程度で説明するようにしています。あまり長いと混乱して逆に覚えられなくなるからです。

 

 

そして、テクニックドリル(反復練習)をやるのを見ながら、不足していると思う部分を少しずつ足していってます。

 

昨日はかなり暑く初級クラスで疲れてしまったようなので、そのあとの中級クラスではスパーリングを少な目にして、やりたいテクニックやこれまで習ったテクニックへの質問を受け付ける時間を多く取りました。

 

多かった質問は、先日の池袋キッズとの練習試合に関するものだったので、その対策を指導しました。オープンガードの相手に襟を引き付けられて攻められた時の対処方法です。

 

ガードの解除方法を新たに教え、そこから以前よく指導していたクロスニーパスに繋げる方法を指導したのですが、クロスニーパス自体を忘れてしまっていたため、テクニック全体の再現度がかなり低くなってしまいました。

 

柔術は基本として履修すべきテクニック数が多いため、増やし過ぎて練習頻度の低い子がついてこれなくならないよう、種類を絞って指導しています。

 

ですが、キッズでも練習頻度の高い子には、クロスニーやショルダードライブなど、ベーシックなテクニックは一通りやっておくべきだと気づきました。

 

ちょうど昨日の参加者の一人から「一ポジションで一つしかテクニックを習ってないので、そのテクニックが通じない時にただ暴れまくるしかない。テクニックの種類を増やしたい。」とリクエストを受けたのでした。

 

子供たちは、こちらの練習プログラムの完成度次第で全然成長が違います。キッズの指導は、こちらの指導力が問われるので、それだけ遣り甲斐があります。

 

中高生になれば、部活や遊びや勉強で柔術から離れていってしまう可能性が高いですし、好きなことを見つけてくれるに越したことはないのですが、今いる子たち皆がずっと柔術を続けて、10年後とかにものすごいレベルの柔術家になっているのをイメージしながら指導しています。

 

ただ、高いレベルを求める子の要求に応えられるよう準備しつつも、こちらの願望を押し付けて子供たちに無理強いすることの無いよう、気をつけてもいます。

 

下はデンマークサッカー協会少年指導10か条ですが、これを時々見返しては自分の指導を反省して改善に役立てています。   1.子どもたちはあなたのモノではない。 2.子どもたちはサッカーに夢中だ。 3.子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。 4.子どもたちから求められることはあってもあなたから求めてはいけない。 5.あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。 6.アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけない。 7.子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。 8.コーチは子どもの心になること。しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。 9.コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。 10.コーチは子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。

 

今日の指導でもできてないことばかりでしたが(涙)、少しずつより良い指導ができるようになりたいです。そして、10年後くらいには今の小学生たちがものすごく上達して、僕の質問に全て最新テクニックで答えてくれることを願っています。

 

中山