Road to 柔道黒帯 ~エピソード3(最終回) 力必達~

その3 ~力必達~ 一勝もできないまま2015年は終わり、迎えた2016年、この年の月次試合初参加は3月でした。この日も英元先生と参加。英元さんは直前の月次試合で勝っていたせいか、なんと身長体重が重い私より後の試合順に配置され、私は珍しく中盤の試合順になりました。もしかしたら、負け続けの私が気を使われて前にされたのかもしれませんが、試合順を見た時に「今日は俺の日だ。」と確信しました() 初戦は数試合勝ち抜いてきた小室先生の学校の生徒さんとの対戦。寝技に持ち込んでバックテイクからの片羽締めで一本勝ち。初勝利で喜ぶ間もなく始まった二戦目は東南アジア系の名前の方との対戦で鬼門の国際戦でした。とりあえず普通に組んだら負けると思い、タックルを敢行しましたがつぶされて待て。再開後に無理やり引きこんでもつれた所を裏十字で一本勝ち。最終戦は英元先生との同門対決で、いつも乱取でやられている様に投げられ、締めで一本負け。下剋上ならず()

 

しかし、ようやく寝技で勝てました!

柔術での初勝利と同じ位嬉しかったです。入門から1年半経てば3点での扱いとなりますのであと1点獲って、二か月経過すれば昇段試験の受験資格が得られます。

 

このまま勝ちを重ねたかったのですが、翌月の月次試合では再び試合順は終盤に戻され、モンゴル系の名前の方に抑え込まれて一本負け。五月から数か月は自身の結婚式の為に月次試合への参加はお休み。その後7月・9月・11月・12月と4回挑戦しましたが、なかなか最後の1点を獲れないまま2016年は終了。

 

明けて2017年、今度は長女の誕生・育児のため柔術も含め稽古を休んだ時期が続き、初参加は11月。久々に参加しても試合順は安定の終盤。しかも、この日は財布を忘れて家を出るという大失敗をし、妻に試合後に財布を届けてもらうという事態になりました。乳児を連れた妻に1時間かけて財布を届けてもらうという面倒をかけた上に試合まで負けたら妻には合わす顔がないという気まずい状況です。10か月のブランクからの復帰なので気楽にやろう、と思っていたのに、絶対に負けられない戦いになってしまいました。運命は時に人に試練を与えますねー(自業自得です)

 

いつも通り1時間程待機したのち、ようやく呼び出されました。小室先生に直前に言われた「自分の判断で寝技を止めない事」というアドバイスを思い出しながら畳に向かいます。

初戦は引き分けで残った長身の方。足技を出して行きますが力んでいるせいかなかなか決まりません。支え釣り込み足を狙ってもつれたりして何度か寝技にはなりますが、ヒラメの防御姿勢にてこずりなかなか抑え込めません。再開直後、喧嘩四つの組手になったため、柔道クラスで何度も打ち込んだ隅返しにトライした所、一本こそ取れませんでしたが投げる事ができました。さらに、これもいつも柔道クラスで言われている通り、投げた後に抑え込みの形まで入り、そのまま一本勝ち。規定の点数に達した!という安堵感もさることながら、柔道クラスで培った技で勝てた事が嬉しかったです。

TFGのフェイスブックコミュニティの動画です。

https://www.facebook.com/koji.komuro/videos/1729495567060803/

 

2戦目はTFG柔道クラスへ出稽古に来たこともある柔術家の方でした。互いに引き込みまくりのほぼ柔術の試合となり、相手をパスしてからの抑込で一本勝ち。3戦目は欧米風の名前の方に抑え込まれて負けました。しかし、これで長かった初段試験資格のための月次試合が終わりました。記録している範囲では20416敗、4勝は全て寝技(サブミッションと抑え込み)。勝った試合も運よく寝技にできた事で勝ちを拾えたというのが正直な所です。

 

なかなか勝てない自分を根気強く見届け続けてくれた小室先生、途切れることなくTFGに柔道クラスを設置し続けてくれている徹先生・ずよ先生、一緒に月次試合に参加して励まし続けてくれた英元先生、沢山稽古をつけてくれた柔道クラス常連組の皆さん、試合前の打ち込みにいつも付き合っていただいた東京都市大学付属高校の皆さん、そして財布を届けてくれた妻にも()お礼を言いたいです。本当にありがとうございました。誰かひとりでも欠けていれば月次試合に出続ける事も勝つ事も出来なかったと思っています。 最後に、ここまでお読みいただいた奇特な方、柔道クラスへのご参加お待ちしております。もし都合が付くなら月次試合にも挑戦してみて下さい。すでに12月の月次試合から参加される方が何名かいるようですが、みなさんきっと私ほどの苦労や期間を必要とせずに成果を上げられるでしょう()。引き続き形試験も頑張ります。

 

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