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柔術ノートについて書き始めたら、派生してどんどん書きたいことが出てきてしまいまとまらず、上げるのが遅くなってしまいました。すみません。派生して出てきたことはまた別のブログで書きたいと思います。
僕が柔術ノートを使う目的は3つあります。
1.記録・復習
クラスやセミナーで習ったテクニックについて書き留めておいて自分が練習する時に見直す、いつかそのテクニックが必要になった時のために記録しておく。ということを昔は紙のノートを使ってやってました。
ですが、今は該当する動画が大体存在します。トライフォースオンラインで検索したり、セミナーならば動画を撮らせてもらえることが多いし、youtubeなどもあるし、動画がどこにあるかが分かればよいですね。
動画撮影禁止のセミナーの場合は、セミナー中は要点だけメモしておいて、できるだけ記憶がフレッシュなうちにちゃんと書いてまとめることをお勧めします。
セミナー中にきっちり書こうとすると書くことに意識が行ってセミナーの内容が頭に入りにくいです。一方メモ書きだけだと後で見返しても判別不能なことが多いです。
できれば後日できるだけ早いうちに、セミナー内容を自分で実演して動画に収めておくと良いです。その際は覚えておきたいコツをちゃんと入れておきます。
動画がある場合は、Googleドキュメントなどで整理しておけばよいです。一目でポジションとテクニック内容が分かるように見出しをつけてテクニックを分類すると後ですぐ見つけられます。
2.予習、課題、評価
自分が今練習したいこと、習得したいこと、気をつけたいことなどを書いておいて練習前に見て確認・意識付けしたり、それについてチェック表を作って実際練習できたか達成できたかをチェックします。
これは僕が選手引退の直前に使っていたものです。
あまり多くするとパッと出てこないので絞り込んだ方が良いです。僕はメンタル、テクニック、フィジカルの3つに分けてそれぞれ4つの課題を設定していました。
例えば、
・練習前後にウォームアップとクールダウンをちゃんとやる
・パスガードの時は姿勢に気を配る(実際にはもっと細かい部分を書くこともあります。それは文章化して覚えるためではなく、イメージ化して無意識で使えるようにするためです。基本的に言葉は脳内から具体的なイメージを呼び出すためのキューとしてのみ使います。これについてはまた別のブログで。)
・ガードからはアタックよりもディフェンスを優先してスパーリングする
・勝負に拘らずテクニックを試す
などです。練習前に見返して確認したり、練習後に達成度を評価して次の練習での課題作りに生かします。
課題を作っても、練習でトライしなければ意味がありません。課題を明確に意識して練習するためにノートに書いておき、練習前に見直します。
そして、トライしたらその結果を分析して、必要があればより目標達成に近づくためのディテイルを加えた新しい課題を作ります。
これをやることで、いちいちスパーリングでやられたり上手くできなくて無駄に落ち込むことが減ります。
自分で設定した課題をやろうとしたか否か(できたか否かの結果ではありません)だけが問題となるからです。やられたりできなかったのは課題の設定に問題があっただけなので、課題作りにフォーカスすれば良いだけです。
3.目標確認
目標を書いておいて、定期的に自分が目標に向けて進んでいるかを確認する。
自分の大きな目標・将来的に達成したい長期目標(理想とする柔術の確立、一番目標とする大会での成績など)を書いておくと、日々の練習での些末な問題に煩わされずに済みます(2と重複しますが)。
これがないと「筋トレもっとしなきゃ」「いや俺にはテクニックが必要なんだ」「いやスパーリングをもっとたくさんやることが肝心だ」とか日々の練習の影響を受けて目標や課題がぶれていきます。少なくとも僕はそうでした。
以上が僕の柔術ノートの書き方です。
僕にとって柔術は仕事なのでこのようにしていますが、皆さんにとって柔術は趣味なのでこんなことやりたくないかも知れません
けれど上達したい強くなりたいと強く願うことは仕事でも趣味でも同じ方法を取ることにになるのではないか思います。
中山