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今回は「ガードの攻防」で初心者の方が間違いやすいこと、守って頂きたいことを書きます。
ベーシッククラスと入門クラスのスパーリングでは、スタンディングの攻防は禁止しています。
ブラジリアン柔術は寝技を主体とする格闘技であり、まだスタンディングテクニックを学んでない初心者もスパーリングに取り組み易くするためです。
寝技のスパーリングでは、先ずトップとボトムを決めてクローズドガードからスパーリングを開始します。
初心者にとっても、クローズドガードであればトップとボトムが明確ですね。ですが、攻防を続けるうちに自分がトップなのかボトムなのかを混乱するようです。
初心者の方がよくやってしまう間違いを二つ紹介して説明します。
①両者膝立ち、または片方がスタンディングで片方が膝立ちの攻防に終始する
両者がこれらの写真の姿勢を取ると両者トップとなります。ガードの攻防が練習できません。この場合はどちらかがガードに引き込んでください。
かくいう僕は総合格闘技をやっていた頃はレスリングを練習しまくり、ガードをほとんどやらずトップの練習ばかりをしていました。
これは今思い出しても効率の悪い練習でした。スタンディングはスタンディングで練習し、膝立ちからの時はサッサと引き込んでガードを練習するべきでした(笑)。
②自分トップ、相手ガードの時に自からガードプルする
これをやると相手がただ起きてトップになれば相手にスイープの2点が入ってしまいます。
スパーリングはIBJJFの試合を想定して行っていることは前のブログで書きました。「トップからいきなりガードプル」をやってしまうとガードの攻防の練習になりません。
トップから何等かのサブミッションを狙った結果ガードになってしまうのは仕方ありませんが、それも前回書いたレッグロックの考え方同様初心者であればトップからは基本的にはパスガードを練習したいです。
上記2つを「ガードプルするとやられそうだから」「トップからパスガードできなさそうだから」「ガード(トップ)だけ練習したいから」という理由でやってしまう場合は、考え方を改める必要があります。
スパーリングは勝負ではなく、攻防を楽しむ場、お互いがテクニックを向上させるための練習だと考えましょう。
トップだけや、ガードだけに偏った練習は自分自身の上達を妨げます。また、柔術は相手無しではできません。自分の上達だけでなく相手と共に上達することを目指してほしいので、自分はガード(トップ)だけしかやらないという自分本位のスパーリングは無しです。
攻防を避けることでやられない、よりも、攻防でトライアル&エラーをたくさんして経験値を上げた方がテクニックの上達に繋がります。やられた方が自分に不足しているモノが分かります。
一方で、トップとボトムの違いが分からないという方もおられます。立ったり、両膝をついていればトップだと言うのは分かり易いですが、ニーリングのコンバットベースとシッティングガードとの違いが分かりにくいようです。
上3枚の写真は全てガードです。シッティングガードと言います。
ルールブックの「4.2 パスガード」の項目、注釈1にあるガードの定義
”ガードとは、下になっている競技者が片足または両足を使用して、対戦相手によってサイドコントロールまたはノースサウスポジションに制されるのを防御することである。”
の「足を使って防御」ってのに余り当てはまらないように見えるので、初心者の方にはガードだと判断しづらいようです。お尻がマットについているのをよく見てください。
一方、下の3枚の写真は、ニーリングのコンバットベースを取っているトップポジションの姿勢です。
お尻が踵の上に乗ってマットについてないですね。これはトップポジションです。
二つの違いはお尻がマットに着いているか否かで判断してください。
相手がシッティングガードの時は自分はトップからパスガードで攻め、相手がニーリングのコンバットベースであればガードから攻めてください。
中山