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新入会の方々がスパーリングを行う時は、先ず色帯の経験豊富な方を相手にしてもらいます。少しずつスパーリングに慣れてきて、ケガなくできそうだと思ったら、白帯初心者同士でスパーリングを組みます。
先日は、まだ白帯ストライプ0本同士の堤さんと野口さんがスパーリングをしましたが、お互いが色帯以外とは初めてのスパーリングでした。
色帯の方とのスパーリングは技をかけさせてもらったり、逆に訳も分からず技をかけられてしまったりで、余り疲れることもなく、終わった後は「難しいなあ柔術は」という表情をしていました。
今回、初めて互角同士でスパーリングをやった後は、お互い競り合ったためかなり疲れていたようですが、表情は充実して気持ち良さそうでした。
話を聞いてみると「思ったように全然技がかからなかったけど面白かったです!」「すごく力が入ってしまって、途中で握力がなくなりました。」との感想でした。
入会してすぐだとルールも分からないですし、無理な動きをしてケガをし勝ちなので、スパーリングでは落ち着いてそれをさばける色帯と当てますが、今後は実力の近い白帯同士でどんどん切磋琢磨していってもらいます。
これからは、色帯とのスパーリングから自分が目指すものや自分に不足するものを学びつつ、互角同士でのスパーリングで鎬を削り一歩でも半歩でも勝ろうと日々柔術のことを考えテクニックを追求してください。
下の写真はかなり前に撮ったものです。コロナ前だったような気がします。
柔術をやっていると、いつでもどこでもテクニックのことが気になるようになります。そして、試す相手と場所があるならばすぐにでも、頭の中で考えていたテクニックを実際に試したくなります。
上の写真のように着替えてしまった後に、まだ道着を着てる汗だくの相手にも気にせず試したくなります。
また、柔術家あるあるですが、家で奥さんを相手に技の研究をしたくなります(が、これは禁忌です。奥さんが柔術を嫌いになるので絶対に止めましょう)。
堤さんも野口さんも1年後、いや数か月後にはこの気持ちが分かる立派な柔術家になっていることでしょう。
中山