掘り下げるべし

トライフォース五反田ではできる限りクラスのスパーリングを録画するようにしてきましたが、それを使ってオンラインクラスで会員さん同士のスパーリング動画解説を行っています。

 

一昨日は白帯でまだ経験の浅い永島さんと茶帯の辻さんのスパーリングを解説しました。

 

永島さんを例に白帯の方々がこの臨時休館中にやっておくと良いことを書こうと思います。

 

永島さんはそのスパーリングでクローズドガードボトムを選択しクロスカラーチョークをしかけていましたが、辻さんの前腕チョーク的なディフェンスにより阻まれました。

 

これに対してはアドバンストカリキュラムのレッスン1クローズドガード part3のテクニック1,3が使えます。

 

アドバンストクラスなんて、白帯1本線で見ても理解できないなんじゃないかと思うかも知れませんが、そこは強くなることに貪欲でいてほしいです。

 

また上記レッスンはベーシックで学ぶクロスカラーチョークとストレートアームロックのダブルアタックなので、二つのベーシックテクニックを抑えていれば大丈夫です。

 

各ポジション万遍なくテクニックを学んでいき最終的に全てに精通するのが理想ですが、一時的には垂直方向に掘り下げることも必要です。

 

クロスカラーチョークで言えば、絞め方自体をテクニックの4原則に照らし合わせて改善する、相手に一手目を防がれた時の対策を立てる(防がれないようなセットアップと防がれた時のテクニックを準備する)、などはベーシックカリキュラムの範疇を越えていてもやってほしいです。

 

初心者が満遍なく学ぶことに完璧を求めると一つ一つのテクニックが中途半端なものになりがちですが、一つのテクニックやそれに関連した応用テクニックを掘り下げることは、柔術の原則や戦略的に戦うことを学ぶ良い方法です。

 

問題になるのは、一つのテクニックを掘り下げることに拘り過ぎると、一時的には強くなれるためテクニックを広く学ぶことを止めてしまう場合があることです。

 

そうなるとある一定以上に強くなるのが難しくなるので、長い目で見て広く学ぶことは必須なのです。

 

とはいえ、初心者の方は、目先のこと、つまり何もできずやられる現状を脱しないことには、柔術を面白いと感じられないと思うので、先ず一つのテクニックをある程度掘り下げることをお勧めしています。

 

掘り下げる方法としては、自分で考えて対策を立てることは必ずやりつつ、トライフォースオンラインを見る、五反田オンラインクラスにリクエストを出す、テクニック教則動画や本などを購入する、youtubeでテクニック名を入れて検索する(この場合インチキ臭いやつもいるので要注意です。ぜひご相談ください。笑)などなどです。

 

 

中山