対策を講じるには「なぜ」を繰り返し記憶を遡りましょう

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全日本マスター、横浜オープン、全日本オープンといくつか大会を終えて、試合に出た人は、自分が「できなかったこと」や「やられたこと」の原因と対策を考えていると思います。

 

今日のクラス後にちょうど宮崎さんからスパーリングでやられた技についての質問を受けたので、それを例に試合やスパーリングの振り返り方を書こうと思います。

 

始めに宮崎さんから「ズボンを持たれ、足を押し込まれ、ノーズサウスに回られてパスされることが多いんですけど・・・」と質問を受けました。

 

「やられた技」には、以下の3段階に分けて対策を立てます。

 

1. その技がそもそもどこから始まったか。「何を」「どのタイミング」でしていればそれを防げたか。

2. その技自体への対処方法

3. その技を喰らってしまった後の対処方法

 

皆さんからの質問で感じるのは、1での振り返りが不足していることです。

 

宮崎さんの例で言えば、そもそもどうしてズボンを自由に持たれることになったかを、スパーリングの記憶を遡って割り出します。

 

「スパイダーを解除されて」だったそうなので、次は「どうやって、そのスパイダーガードが解除されたのか」を思い出します。

 

答えは「プッシュブレイクで解除された」とのことでした。

 

ならば「スパイダーでパスされずらいフォームを作っていたか」を振り返ると「両足を相手の正面に置いていた」ようでした。

 

では、今後は相手と90度くらいのアングルを作って片膝を伸ばす形を作ることが対策になります。

 

ただ宮崎さんはそれを知っていたので「なぜ正対してしまったのか」も記憶を辿って思い出してみた方が良いです。

 

このように、原因が分かるまで「なぜ」「なぜ」「なぜ」を繰り返します。そして「相手が何をしていたか」とそれに対して「自分はどうすれば良いのか」を研究します。

 

やられた技の記憶を遡っていくと、思ったよりもそのきっかけは前の方にあることが多いです。

 

ネガティブな人は余りに遡り過ぎて「小学校の時のあれがそもそもの原因だった」とか、取り返しのつかないところまで遡りそうなので、ほどほどにしてくださいね(笑)。

 

中山