オーケストラ

どうも三瓶です。

 

糸井重里さんが

 

ほんとにいい文章だ。みんながこの書き手のようになったら、世界はおもしろくてしょうがないものになる

 

と紹介していたコラムがありました。https://note.mu/makichang23/n/ndd5a274906eb

 

とにかく「あなたの好きなものを褒めちぎる文章を書いてくれ」と言っているのですが、それがとても清々しいです。

 

とくに

 

お前は自分の好きなモノをただ褒めまくるだけで良い。他のモノを引き合いに出し、こんなのなんかより俺の好きなコレのほうが良い!と主張する必要は全くない。

何かを下げて何かを上げるコトは敵を作るだけでなく、お前自身の熱も陳腐なものにしてしまう、プラスのまったくない愚かな行為だ。

 

というところにハッとしました。昔、映画コメンテーターであるLiLiCoが「私はどんな映画でも悪く言うことはない。どんな映画でも誰かにとっては名作だから」と言っていたのを思い出しました。

 

僕も好きなモノをただ褒めようと思いましたが、あんまり思いつかなかったのでまた好きな映画を紹介します。

 

 

昔は一流オーケストラの指揮者だった主人公は、今やコンサート会場の清掃員になっています。ある日、コンサート依頼のFAXを見て、昔の仲間を集め、代わりに出てしまおうと企てる話です。お笑いあり、感動ありの映画です。

 

仲間もみんなそれぞれ音楽とは関係ない仕事をしているのですが、全員クセが強いのです。その中の一人に、何でも屋のような元ヴァイオリニストのおじさんがいます。その人は基本おちゃらけているのですが、ヴァイオリンを弾く時はとてもカッコイイのです。僕はクラシックには興味なかったのですが、この何でも屋のおじさんが弾く姿と曲がかっこよすぎて、なんていう曲が調べるぐらいでした。

 

この人以外にも美人ヴァイオリニストや優しいオーラ満載のチェリストなど魅力的な登場人物がいますし、バラバラだった楽団がひとつにまとまる瞬間や、その理由などに感動しますのでぜひ観てみてください。