「ケガはしない、させない」のために

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スパーリングについて「課題を明確にしましょう」とか、「力入り過ぎないように」とか、「試合イメージして」とか、いろいろ書いていますが、最も大事なことの一つに「ケガをしない、させないこと」というのがあります。

 

皆さん、いつも気をつけてくれていることで当たり前過ぎることなのですが、

 

新入会者の多いこの時期なので改めてお伝えしておこうと思います。

 

以下の5項目に気を配ってください。

 

ケガをしないために

・ウォームアップの時に自分の可動域を知る

・タップは相手を2回以上叩くか「タップ」「参った」と口で言う

・スパーで我慢しない

 

ケガをさせないために

・スパーで相手がタップしなくても自分が極めていると思ったら放す

・テクニックドリルの時に自分のプレッシャーがどう作用しているかを知っておく

 

 

・ウォームアップの準備体操やソロドリルで自分の可動域を知る

首はこのくらい、肩はこのくらい、腰の捻りはこのくらい、など自分の体をどのくらい「曲げられるか」「反らせるか」「捻れるか」知っておき(日によっても異なります)、スパーリングではその70%くらいに留めて動きましょう。

 

スパーリングでは力んだり勢いが付いたり、相手の体重がかかったりするので、アップで動かせた可動域100%を使おうとすると、それを越えてしまう可能性がデカいです。

 

テクニックが成功するか否か、相手にやられないか否かよりも、ケガしないことを優先し、70%の動きで抑え、できないことはやらないようにしましょう。

 

 

・スパーで我慢しない

「こんなところでタップしたら相手の練習にならないのでは?」

「こんな簡単に諦めたら恥ずかしい」

「(関節技絞め技をかけられて)逃げ方分からないけどもう少し我慢したら相手が諦めてくれるかも」

「格下の相手だし絶対負けられない」

 

などと考えず、極めの形に入られたらもうやられたのと同じと考えて、早めにタップしましょう。

 

そして次の練習までにその状況に行かせない方法、その状況から逃げる方法を練習しておきましょう。

 

 

・タップは相手を2回以上叩くか「タップ」「参った」と口で言う

1回しか叩かない人がいますが、分かりにくいです。

 

また、マットを叩くよりも叩けるなら相手を叩いた方が相手が気付きやすいです。

 

スパーリングは6組くらいがドタバタやってるのでマットを叩いても気づかれない可能性があります。

 

声を出した方が相手が気付きやすいです。

 

逆にかけてる側は相手が声を出したらすぐにサブミッションを放してあげてください。

 

上記のような約束事があり、タップのための声と混同しやすいので、タップ以外ではなるべく声を出さないようにしましょう(もちろんどうしても出てしまう「うわっ!」とか「うおっ!」とかいうのは仕方ありません)。

 

 

・テクニックドリルの時に自分のプレッシャーがどう作用しているかを知る

スタッキングパスなど相手を苦しい姿勢にさせるプレッシャー系のテクニックを使う時は、瞬間的な力を使わず相手のリアクションを見ながら調節しましょう。

 

そして、自分がかけているテクニックの効果を常に感じながらスパーリングしましょう。

 

動きに抵抗を感じているのに、それを完遂しようとすると相手に体に無理がかかる可能性が大きいです。

 

強引に行かず別のテクニックに繋げましょう。

 

 

・スパーで相手がタップしなくても自分が極めていると思ったら放す

これは「スパーで我慢しない」というのと対になります。

 

極めてる側は相手が我慢していると感じたら、大人の対応をして、放してあげてください。

 

指導員も我慢する人は注意するようにしています。

 

逆に極めてる側から見て、これは極まってないと思っても相手がタップする場合があります。

 

その場合も速やかに放してください。人によって関節の可動範囲や絞めの耐性は異なることを覚えておいてください。

 

 

ケガは誰しもしたくないし、させた方も良い気持ちがしないです。

 

防げない場合もありますが、できる限り「しない、させない」を徹底しましょう!

 

中山