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クローズドガードからのバックテイクを練習中の本多さん。
「狙うんだけど全然できません。何がいけないんでしょうか?」と入門クラスで質問されました。
テクニックが上手くできない時は、どこにその問題があるのかを調べましょう。
このテクニックの場合であれば、
1. グリップが切れない
2.グリップは切れたけど腕を流せない
3.腕を流せたけどバックが取りきれない
と大きく3段階に分けられるので、どの段階なのか思い出してください。
そもそも、先にクローズドガードを割られていて、相手のパスが始まっていた、というケースもあります。
また、バックテイクできてるけど、スイープにもバックコントロールにも行けなかったという場合も。
そうなると、また別のテクニックの問題になってきますね。段階の見極めは大事です。
次に相手はどのように対応しているか、です。
・腕を突っ張っているのか、脇を締めて引き付けてるのか
・頭は上がっているのか、下がっているのか
・反対の手でどこか掴んでいるか
などを見極めたいのですが、初心者の方は、自分が技をかけるのに夢中で、相手を見ていないことが多いです。
自分のやることを思い出すのに精いっぱいなので、無理もないんですが、常に相手が何をしているかを見て、感じ取ろうとしてほしいです。始めは難しくても徐々にできるようになります。
もちろん、自分のテクニックの精度に問題がある場合もあります。タイミングや力の向きが正しくなかったりして。
そこも自分で振り返ってみてください。
袖の握り方、力を入れる方向、力を入れるタイミング、手順を飛ばしてないか、など。
白帯ストライプ0~3本くらいまでの方は、いくら考えても分からないという場合もあります。柔術の知識・経験のストックが少ないので、考える材料がないためなのですが、それでも一応自分で何が原因かを考えておきます。
そうすると、あとで教えてもらった時に、自分で答えを探さなかった場合よりも、理解が深まります。
スパーリング中のことを自分で思い出すのが難しい場合は、もちろんすぐにスパーリング相手に聞いてしまってOKです。次の練習で「この前のバックテイクの時どうやって防いでましたか?」と聞いても、相手は覚えてないことがほとんどですので(笑)。
整理すると、
・どの段階で防がれているのか
・相手はどのように防いでいるのか(主に相手のフォームと力を入れている方向が分かれば良いです)
・自分のテクニックの手順・フォーム・タイミング・力の向きなどに抜けや間違いはないか
の3つですね。
中山