日日之好日

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女優、樹木希林さんの遺作となった、

日日之好日をお休みの日に見ました。

 

これは、お茶のお教室を舞台とした、主人公の女の子の12年間のお話です。

静かにストーリーは進み、静かに主人公の女の子は大人の女性へと成長し、物語は静かに続くように終わりました。

 

もうね、何を見ても、柔術にかぶります。

 

最初の一日目のおけいこの日のシーンは、

あぁ、これはうちの道場に体験に来るってことだな。

 

とか

 

特別なお正月の茶会のシーンは、

これは試合みたいなもんだな。

 

とか、

 

おけいこを10年続けているのに、自分の居場所が無いように感じてしまう

主人公の女の子の悲しみや苦しみは

 

10年以上柔術をしている者であれば、

最初の楽しい楽しい柔術最高!だけじゃない気持ちを味わっているはずです。

 

 

お話の中で、「時間をかけて解るようになること」

というテーマが、繰り返す四季(というより二十四節気)の中で伝わってきます。

 

 

万人受けする映画ではなく、

見たいものを見せてくれる映画な訳でもありませんでしたが、

樹木希林さんの、ちょっとかわいい、それでいてその道に当たり前に立ち続けている先生の役が

とても自然で、

「あぁ、この役者さんには、もう会えないんだなぁ」という

悲しみというより、寂しさを感じました。

 

 

 

柔術を永く続けること。

これは、私たちの共通の想いであり、目標です。

 

長く続く日々を、丁寧に大切に

刹那的に「今が大事だ!」 「自分にやさしく!!」「合理的に最短距離で費用対効果を!」 という 

時間消費型の生き方と かなり違いを感じています。

 

 

しかし、茶道…

柔術も覚えること多いけど、茶道もハンパねぇ!!

 

っていう雑な感想で、おかみの映画鑑賞レポートを終了します!!

おかみ