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先日戸根さんが、小俵さんとのスパーリングでトライアングルチョークを狙ったところ、小俵さんのスタッキングパスのカウンターを食らってパスされてしまいました。
その数週間前に戸根さんに「潰される前に頭を引いて肩で歩くと良い」とアドバイスをしていたのですが、上手くできなかったようです。
小俵さんとのスパーリング中僕が同様のアドバイスをしていたのを戸根さんは聞いてくれていたようで、クラス後「聞こえていたんですが、潰されちゃってできませんでした。全然進歩が無いです。」と僕に言ってきました。
そこで僕は、
「小俵さんはトライアングルに入らせて担ぐってのが得意ですよね。それに対してトライアングルを極めるのはそう簡単じゃないです。戸根さんも小俵さん以上にこの攻防の知識と経験値を増やしていけば取れるようになりますよ。」
「戸根さんは全然進歩が無いと言ってますが、トライアングルで相手の頭を引きつけることと、肩で歩くことを覚え、それを使おうとしてみたことで、すでに進歩していますよ。」
「立てた対策を使おうとしたならそれで成功です。ただ、それが潰されてしまっただけなので、次はより早い段階で対処したり、潰され始めたら、どこでトライアングルを諦めてスタッキングパスのディフェンスに移るかを決めておけば良いんです。」
というようなことを伝えました。
できるだけ詳細に自分がやるべきことを決めておき、それにトライしたのなら、結果はどうあれそれは成功です。
そのトライに何が不足していたのかを自分で分析したり、仲間と研究したり、教則動画見たり、人に聞いたりして改善し、次の練習で新たにトライするだけです。
ちなみに、分析や研究をする時は、テクニックの4原則に照らし合わせると良いです。タイミング、フォーム、力の向き、力の効率性がどうだったかをチェックしてみてください。
中山