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以前キーナン・コーネリアス(重量級のトップ選手)の教則動画で、パスガードにおける自分と相手の位置関係を、レッドライト、グリーンライトに分類して説明していました。
それは、レッグドラッグパスの教則で、レッグドラッグポジションはグリーンライトだけど、それ以外、相手のクローズドガードはもちろん、ハーフガードやスパイダーガードなどを作られた状態はレッドライトだという説明でした。
車の進行を規定する信号機の説明は、パスガードの攻防の比喩として適していますね。
初心者の方は、スパーリングの時、常に今は赤信号か青信号かを判断するよう心掛けると良いです。
赤信号の定義は、「進んではいけない」です。
パスガードで言うと「パスガードを狙ってはいけない」です。
相手にガードを作られていたら、そのままパスガードを狙ってはダメです。先ずはガードを解除する必要があります。
相手のガードを解除、すなわちガードからの有効な攻撃をできない状態にした後は、自分が複数のアタックを狙える状態を作ります。
この状態をハブポジションと呼んでいます。
ベーシックカリキュラムで習得するニースプリットポジション
相手のグリップをすべて解除して何も持たれていない状態
相手の足を一本跨いでいて、もう一本の足を制しているヘッドクォーターポジション
など様々な形があります。
ハブポジションは青信号、すなわち「進むことができる」状態です。
細かく言うと、黄信号点滅なんですが…、とりあえず細かいことはおいておいて、初心者の方は、赤か青の歩行者用信号機で考えましょう!
※黄信号点滅の定義
「歩行者及び車両等は、他の交通に注意して進行することができる」。パスガードでいうと「相手ガードに注意しながらパスガードを狙うことができる」と言えます。
相手のガードが有効な状態は赤信号!
クローズドガード、スパイダーガード、デラヒーバガードなんかを作られていたら、赤信号です!慌てて攻めてはいけません。
ガードを解除してハブポジションが作れたら青信号です!
パスガードを成功させるためには、
・赤信号と青信号の2つの状況を見極める
・自分のハブポジションに持ち込む
・ハブポジションからのコンビネーションアタックを身に着ける
という3つの要素があることを知り、使いこなせるようなることが大切です。
初心者の方はまず、
・クローズドガードの解除
・ニースプリットのハブポジション
・ニースルーパスとスタッキングパス(or/andクロスニースルーパス)
を覚えましょう!
※これはあくまで始めたばかりの方のための一例です。必要性や好みに応じて、どんどん他のテクニックも覚えてください!
中山