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子供達に時々「柔術の技っていくつあるの？」と聞かれます。
そのたびに「無限だよ。柔術すごいだろ。」と答えています。世界中で柔術をやっている人たちが日々新しい技を生み出していて、みんなも自分で考えて技を作ることができるんだよ、という説明を付け加えてはいますが、自分でも若干煙に巻いてる気がしているし、彼らはよく
一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数
とか空で覚えて叫んでいるので、そのうち
「先生、無量大数は10の68乗だよ。柔術の技はそれ以上あるってこと？」とか指摘されそうです。
しかも先日のキッズ柔道クラスで佐藤先生が「柔道の技は全部で100種類あります。そのうち投技は68種類で、固技は32種類です。」と明確に技の数を示して、子供達も「おおお～！」と感心してどよめいていました。
そして佐藤先生に対する信頼度も高まったように思えました。「トオル先生は無限とかいう抽象概念を持ち出して誤魔化しているペテン師だけど、この佐藤先生は具体的な数を示してくれたぞ！」と。
柔道技について調べてみると、
投技（68本） 手技（てわざ）（16本） 腰技（こしわざ）（10本） 足技（あしわざ）（21本） 真捨身技（ますてみわざ）（5本) 横捨身技（よこすてみわざ）（16本）
固技（32本） 抑込技（おさえこみわざ）（10本） 絞技（しめわざ）（12本） 関節技（かんせつわざ）（10本）
と分類されています。
柔術の技が全部でいくつあるかは分かりませんが、トライフォースのカリキュラムにあるテクニック数ならば分かるし、子供達に指導する時に役立つと思い分類してみました。
ガード45レッスン225テクニック
トップ（グリップファイトやクローズドガードブレイク、サブミッションディフェンスが入ります）4レッスン
パスガード15レッスン
ディフェンス４
ガード（エントリー、スイープ、サブミッション）22
サブミッション3レッスン15テクニック
レッグロック２
サブミッションとディフェンス
スタンディング6レッスン30テクニック
タートル６レッスン30テクニック
タートルトップ３
タートルボトム３
サイドコントロール14レッスン70テクニック
サイドコントロールトップ6
ニーオンベリー
サイドコントロールエスケープ６
ヘッドロックエスケープ
マウントポジション10レッスン50テクニック
マウントトップ６
マウントエスケープ４
バックコントロール6レッスン30テクニック
バックコントロールアタック３
バックコントロールエスケープ３
キッズクラスでは、自分が得意にしたい技や必要だと思う技を自由に選んで練習する時間を設けてます。
その際、立ち技ばかりやガードからの技ばかり練習してしまう子がいるので、立ち、ガード、パスガード、きめ、逃げをバランスよく練習するよう伝えています。
大人の場合も修得テクニックの偏りが生じる場合がありますが、カリキュラムと自分の修得テクニックの比率を照らし合わせてみるのもよいかも知れません。
