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白帯の矢野君は、とても勢いがおり、元気のいい柔術をします。
先日、そんな矢野君とこんな話をしました。
おかみ 「はい、そこな青年答えなさい。 ブラジリアン柔術に於いて、最も大切な事は何でしょう?」
やの君 「・・・か、勝つこと???」
おかみ 「うぅむ… あのさ、 試合で勝つことは、もちろん大事だけど、相手が自分より強かったら、負けるんだよね。
一番大事な事は、「ポジショニング」なの。 だから良いポジションでは点数が高いのよ。
会社での立ち位置や、合コンでもポジショニング大事でしょ?
隣で話を聞いていた、宮崎さん
「そうだよ、僕なんか、人生のポジショニングに失敗しちゃったらもう、取り返すの大変なんだから…」
おかみ 「一回バック取られると 4点だから、そこからエスケープするのきついよねー」
↑少し盛ってあります(笑
・・・まぁ、そいういう会話は、置いておいて
柔術で大切な事は まずは「ポジショニング」です。
(あとは、強い心と強いグリップだと、ヒクソングレイシー先生が言ってた)
逆に言うと、ポジショニングを失ってまで攻撃を仕掛けるのは「柔術的」ではない。と思います。
白帯の人達に、よく入門クラスで言いますが
「マウント取られた時に、一発逆転狙ってやり返さないこと。守るのが最初、
この競技は、生き残るのが大事」
もちろん、試合で残り30秒しかなくて、大量得点差の場合は、
どこからでも一本を狙いに行かねばならない場面もありますが、
殆どは、それ以前にポジショニング(得点)で決着がついています。
社長秘書兼運転手だった、おかみのOL時代。
本当に、しょうもない社員だった私をよく雇ってくれていたなぁ。
と、今でも あの社長には感謝しています。
・・・話が、大幅にずれましたが
とにかく、白帯の人達は ポジションを大切にして下さい。
パスされて、サイドを取られたら、ガードに戻しましょう。
マウントされたら、しっかりディフェンスして、足を一本でも絡めましょう。
柔道出身の人は、相手に背を向ける投げをしがちですが、テイクダウン2点取れても
相手に背を向けて、バックポジション4点失えば、
そこから先は、様々な絞め技の特急列車に乗ってしまいます。
会社でも、家庭でも、柔術でも
ポジショニングは大切にしましょうね。
おかみ