スパーリングと試合

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スパーリングと試合の決定的な違いは何でしょう。いくつか思いつくことがありますが一番は何と言っても、

 

スパーリングでは相手にケガをさせないよう気をつけるけれど、試合では相手はそれを考えてくれない、ということです。

 

試合でもマスターだとお互い仕事もあるしケガしたくないという前提がありますが、それでも実力が拮抗すればそこまで考える余裕がなくなりがちです。もちろん故意にケガさせてやろうという人はいませんが。

 

ですが、スパーリングでは相手にケガをさせないことを何よりも優先せねばなりません。試合のように夢中になりすぎて相手を思いやれないことは許されません。

 

少なくともトライフォースではそういう共通認識のもとスパーリングを行っています。

 

もう一つ、スパーリングで心掛けたいのは、お互いがテクニックを出し合って向上しあうことです。

 

スパーリングを勝負だと考えて自分はガードが得意だからガードしかやらないとか何かに拘り過ぎたり、やられたくないゆえに固まり続けたりは避けたいです。

 

試合でも技をどんどん出してほしいとは思いますが、試合は勝利を目指しポイントや残り時間を考慮して固まったりもアリです。もちろん相手の良いところを引き出すなんてことは考る必要もないです(笑)。

 

中山