バイタルサイン と言う言葉があります。
そのまんま直訳で「生きてる証拠」
ってことです。必要なことが多いのは以下。
体温、血圧、心拍、呼吸
当たり前ですが、全部ないと生きてることになりませんね。
で、今回感染症の予防のために、目安としているのは体温なわけですが、
おかみが運動医療の研究をしていた時に、
「低体温児」という問題が起こったことの話を、師匠の池田先生に聞きました。
↑ミワちゃんのお熱を測定した時。(ちゃんと前髪自分で上げてくれて、めんこいなぁ)
全国一斉で、小学生の体温を計った時に
36度に満たない子供達が大量にいて、
「現代の子供達の病気だ!」 とマスコミが騒いだことがあったそうです…
実は、15秒くらいで計測できる、電子体温計の中に入っている
体温上昇の計算値が、今一つ子供の小さな体に合っておらずに
きちんと測定できていなかった。
後日、きちんと水銀計で10分計測したら
子供達の体温はちゃんと平熱であり、国を挙げての調査結果は、結局は計測機器の不備だった。
ということで、測定結果に偏りがある場合は、数値にとらわれずに、もう一度確認すること。
…と言うお話でした。
この話から、私がふわっと感じたことは
なんだか、報道がおかしいな、と思ったら、自分で確認するって大事。
ってヤツです。
ネットでの広告と、テレビでの広告がイーブンかそれ以上になっている昨今、
どんな情報も、(たとえ柔術関係の情報ですら)
自分で考えて、取捨選択しないといけなくなってきています。
雑誌に載っていたから、ネットでフォロワーの多い、「あの人」が言っているから。
テレビに出たから…
広く情報を集めるのは、時に大切なことですが、それを取り込むのは自分自身です。
ちょっと、世の中がざわついているこの2-3週間。
一番暗い今が、夜明け前の時期なのかもしれません。
情報を、あまり多く摂りすぎるのも体に毒だし、それが正しいかどうか、どう使うかは
深呼吸をして、ゆっくり考えるようにしましょうね。
こんな時だから、自分の大切なものに、しっかりと目を向けましょう。
おかみ