トライフォース五反田会員には、柔術を始めるまで、学校の体育で運動したくらいで全くスポーツ・運動に縁がなかったという方がたくさんおられます。
また運動経験があったと言っても、部活をがっつりという方だけでなく、ジョギング、ストレッチ、筋トレなど軽くやっていたという場合が多いようです。
無料体験入門の時に
「なにか運動をされていましたか?」
という質問に、
「音楽のライブは好きでよく行くんですよ。あれはいい運動になりますよ。」
と朗らかに答えてくれた方もいます(笑)。その方は現在紫帯になっています。
ですので「運動経験がまったくなくても大丈夫です」というのが、タイトルの質問に対する僕の答えです。定期的に道場に通っていただければ、少しずつ体力がついてきます。
クラス中、休憩と給水の時間を頻繁に取りますし、体力がつくまではスパーリングに参加しなくてもOKです。自分が休むことで周りに迷惑をかけるのでは?とおっしゃる方がいますが、誰もが最初は初心者でした。
色帯の会員たちも、入会当初は体力がなくて、できないことだらけだったのを、自分より古い会員に助けてもらったことを覚えています。ですので、新しく入った仲間の上達を手助けをしたいし、それは当然のことだと思っています。これはトライフォース五反田の文化として根付いているのです。始めは休み休みだったことも、数週間から数か月練習を続ければ、休まずできるようになります。
「体が硬くて、技ができるか不安です」という方もよくいらっしゃいますが、練習を続けていると少しずつ体が柔らかくなります。
また、多種多様なテクニックがあるのが柔術の良いところで、体が硬くてもできることがたくさんあります。
僕も股関節がかなり硬くて、できないテクニックがいくつもありますが、他のテクニックでカバーしています。
「運動神経が悪いので、習ったテクニックができるか心配です」という方も、テクニックの多様さが助けてくれます。
派手に動き回るテクニックもあれば、じっくり固めてジワジワと動くテクニックもあります。
柔術は「マット上のチェス」だと言われます。頭を使い戦術・戦略を練ることが非常に重要です。たくさんの経験を積み、さまざまなテクニックを身に着けて、状況に適したテクニックを出せることの方が、スピードや筋力よりも重要です。
テクニックを知らないと、運動神経が良くても、フィジカルが強くてもやられてしまいます。
逆に言えば、相手が知らないテクニックを身に着けたり、駆け引きに長けていれば、体が小さく体力のない人でも強くなれるのです。
テクニックをインターネットなどで調べたり、効果的な組み合わせを考えたり、ゲーム的な要素がたくさんあり、オタク気質のある方にとても向いていると言えます。
また、トライフォースの特長として、カリキュラムがあらゆる状況を網羅しており、初心者の方はインストラクターの説明を聞いて、その通りに動けば技ができるように体系化されています。
「不器用なんで、たくさんのテクニックはできそうにない」という方も心配いりません。
インストラクターは、初心者の方が理解しやすい言葉を選び、運動経験のない方がイチから体の動かし方を学べる方法を熟知しています。
また、たくさんのテクニックを習いますが、それをすべて使えるようになる必要はありません。その中から自分にあったテクニックを選んでそれに専念しても良いのです。
たくさんのテクニックを習うことは相手にそのテクニックを使われた時への対応に生きるので無駄にはなりません。
中山