全日本マスター選手権が終わりました。9月のアジアが終わってから5か月近くかけて、道場としてこの大会を目指してクラスのスパーリングやテクニック練習をやってきました。
道場で目指したと言っても結局は一人一人の頑張りに過ぎないのですが、全日本と冠された大会に皆さんが照準を絞ってしっかり結果を出してくれたことが嬉しいです。
成績は以下の通りで、
初日階級
赤松さん優勝、廣野さん優勝、田上さん準優勝、桑島さん準優勝、蒲さん準優勝、平井さん3位、アンディ3位
初日オープン
桑島さん優勝
二日目階級
伴ちゃん優勝、森さん優勝、中川さん準優勝
と出場者の半分以上がメダルを獲得してくれました!
そして結果以上に僕が嬉しかったのは、皆がこれまでの試合や練習で出た課題にしっかり取り組んできて、その成果をしっかり出している試合が多かったことです。
今まで膠着してしまって不完全燃焼だった人がガンガン攻めて展開を作っていたし、
苦手だと思われたボトムに果敢にチャレンジした人もいたし、
ドタバタしてしまいがちだった人が落ち着いて相手をよく見ていたし、
負けた人も皆がビビらず強い気持ちを持って自分の力を出し切っていたと思います。
これは非常に素晴らしいことです。テクニックなんかよりもすごく大事で今回もし負けたとしても次につながる負けだと思います。
試合の翌日に蒲さんと話しましたが「試合は自分の課題を見つけるためにやるという気持ちで出場しました。」と話してくれました。そういう意識で出た方が勝負だけを考えるよりも結果的に良い戦いができると僕は思っています。
今回の試合で見つけた課題にまた皆で取り組んでいき、より良い柔術ができるようになりたいですね。
中山