ケガをした時の順番

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柔術で一番気をつけなければいけない事が、

ケガをしないこと、させないこと。 です。

 

タップは素早く明確に! 極めはゆっくり! は柔術の練習をする最上位の「掟」です。

それでもけがをしてしまった時、
これは柔術だろうと、他のスポーツだろうと、共通ですが
1.最初にすることは
ライスRICE
・安静にして…「こういう風に曲げたりすると痛いんですよね! とか言いながら、ケガしたところをこねこね動かさない!!!
・アイシング…ビニール袋に、氷+水 なら、直接あててもOK! アイスノンなどは、凍傷にならないようにハンカチ一枚をかませましょう。
・圧迫… これはアイシングと同時に、少しきつめにバンドで巻いたり、その後、7サポーターで軽い圧迫をかけたりするので十分です。絞めつけ過ぎに注意!
・挙上…出来たら心臓より高い位置に、それが取れなくても、出来る限り高いところにケガした部位を上げておきましょう。

2.病院に行きましょう

どうせ病院に行っても、レントゲン撮って、痛み止めもらっておわりでしょ! 
こんなの、ただの捻挫程度だろ!との素人判断でタカをくくっていると
実は、骨のひびや、隔離骨折などで、 いつまでも痛い… ってことになります。
確かに病院では、痛みをほぐしてくれるようなことはありませんが、レントゲンが取れるのはお医者様だけです。
必ず、整形外科、(血が出るようなケガなら外科or形成外科).に行って、診察を受けましょう。
3.治療院にかかる 若しくは リハビリを開始
病院で言われた安静期間を過ぎても尚、痛みが残ったり、動かしずらい時は
治療院などに通って、痛みや拘縮をほぐしてもらいながら
リハビリトレーニングを開始しましょう。
治療院にかかって、「ゴッドハンドに鍼を打ってもらったから治った!」 という夢物語のようなことは起こりません。
ケガなんだから、リハビリが大切です。
4.徐々に競技に復帰
徐々に復帰の過程は必ず以下の順序です。
1.まずは関節の可動範囲が、元通りくらいまでになるように。
この時に無理すると、せっかく治りかけた受傷部位をもう一度傷めてしまうので、ゆっくりと。
2.動的なストレッチ、負荷の無い動きでケガする前までの筋力を戻す。←こまでは、完全に1人&負荷(重いもの持ったり)は無し
3.ソロムーブ ここから柔術的な、しかし1人で出来るムーブをしましょう。 足交差、三角締めの打ち込み(空中で腰を高く上げるアレ)マカコ、スイッチ 首の強化など、受傷部位によってできる範囲が変わるので、相談してください。
4.上記をこなしてようやく、仲間との動きをお互いに把握している状態での、軽い打ち込み。
これを数回こなしてから以下です。
5.ライトスパー → 練習復帰
6.ケガをする前の状態以上の筋肉を付け、サポーター代わりにする
というのが徐々に 練習に復帰する 大まかな流れです。
ドクターに 「2週間は安静に」
と言われたからと言って、15日目にいきなり練習にフルで復帰するなんてことは、柔術人生を短くしてしまうので止めてください。
手順を踏んで、ゆっくり復帰しましょう。
柔術も道場もなくなりせん。
しかし、ケガを放置し、繰り返してケガをすると
あんなに打ち込みをした、 あのテクニックが、 
膝が捻れないことにより、足首の稼働が少ないことにより、首に負担が大きいことにより…
出来るけど使えない… という悲惨な状態になります。
私たちの身体は、替えのパーツがない 使い捨て部品で出来ています。
大切に、手入れをしながら使いましょう。

 

安静時に、見取り稽古するのだって大事な稽古だよ!!!
おかみ